将来の夢から逆算して、現在やるべきことを考える。大人なら当たり前のことですが、子どもはそのような方法に慣れていません。また、将来の夢なんてないという子どもも珍しくありません。そこで、まずは子どもに現在興味を持っていることを質問し、子どもが答えたことを掘り下げて会話しましょう。例えば「ネット動画に興味がある」と答えたら「動画ってどうやって撮ってるか知ってる?」「動画サイトはプログラミングでできているんだよ」など、行間を埋める形で掘り下げていきます。そのうちに子どもも話が乗ってきて、会話のキャッチボールがしやすくなるはずです。いきなり勉強の話を持ち出すと反射的に拒否されてしまうので、まずは趣味の話から進めていきます。
将来の話が盛り上がってきたら、次はその夢を実現するためには勉強が大切だという話につなげていきます。といってもただ「将来のために勉強が必要だ」と言うのは学校の先生や親の口癖と変わりませんし、子どももガッカリしてしまいます。そこで決して上から押し付けるのではなく、自分の体験を元に「一生懸命勉強したからこそ人生が充実している」ということを一例として示してあげましょう。その時に、単に学歴があったから選択肢が拡がった、ではなく「選択肢を拡げられるのは今しかない」という不可逆的要素を示してあげることが肝要です。そして学歴にとどまらず、何年もじっくりと腰を据えて努力することが夢を実現する際にも底力として役立つといった、人生のあらゆる場面で努力をする姿勢が大切になってくることも伝えます。夢を実現し、人生を生き抜く底力を養うために勉強は大切です。
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