塾に通っていると、勉強に対して積極的になりますし勉強が好きになって自発的に勉強する癖がつきます。日中は学校で勉強して、その後は塾で勉強するとなるとほぼ毎日ずっと勉強していることになります。塾に通っていない子どもは学校終わりに思い切り遊ぶことができますが、その後宿題を終わらせる為に重たい気持ちで机に向かうのです。子どもにとって遊びと勉強の時間を切り替えるのは難しい場合が多く、切り替えができないまま勉強を進めてしまうかもしれません。その結果、塾通いで勉強する習慣が身についた子どもはどんどん学力が伸びますが、そうでない子どもはいつまでも立ち止まったままです。それだけ塾で勉強する習慣を身につけるのは大切なのです。
学校でも競争はありますが、塾での競争の方が激しいです。基本的に塾は同じような学力の人が集められてクラス分けするので、あまり差がありません。その中で、例えば周囲は理解しているのに自分だけが理解できないという状況であれば進歩が遅いと自覚できます。その遅れた部分は自分で勉強して取り戻すしかないので、自然と机に向かえるようになります。塾に通っていない子どもは、周囲と比べるタイミングがテストの時しかありません。なので、本当は危機感を持って勉強しなければいけないのに、なかなか机に向かえないということもあります。
学校でも家庭でもそうですが、塾でも常に勉強の大切さを教えられるので休んでいる暇はないという気持ちになります。